おすすめのジン、4000円~5000円前後の飲み比べ!

4000円~5000円前後のドライ・ジンの味の比較!
もくじ
1位:No.3(ナンバー3) ベリー・ブラザーズ&ラッド
- No.3|Berry Bros. & Rudd Ltd
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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No.3(ナンバー3) | ベリー・ブラザーズ&ラッド社 | イギリス(オランダ) | 無色透明 | 46度 | 強烈な薬草 |
1698年に創業したイギリス最古のワイン&スピリッツ商として知られるベリー・ブラザーズ&ラッド社が手がけているジンです。
非常に個性的です。ボトルに鍵がついてるデザインも面白い。
ここに紹介する中では1位2位を争うくらい非常に美味しいですが、辛口派の私にとっては甘口で少しくどい。たくさん飲むには向かない銘柄ですね。味や風味はいかにも「異国の古めかしい酒」って感じがして、雰囲気自体はとても好きです。本当に面白い味をしています。
例えばマティーニだったら、辛口のベルモットを多めにして、ジンを少なくする(ジン2~1:ベルモット1)と、さっぱりとして飲みやすいと思います。個人的にはノイリープラットよりもドランかいっそチンザノみたいなベルモットのほうがいいと思います。
更に割り材を多くするなら、普通の白ワインのほうが美味しいと思います。良かったら白ワインのレビューも読んでみてください。
ジントニックなら、甘めのトニック・ウォーターをなるべく少量にとどめた方が美味しいですね。
BBRの歴史やNo.3のより詳細についてはこちらを参照ください。
2位:ジーヴァイン フロレゾン
- G’Vine Gin Floraison
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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ジーヴァイン フロレゾン | ジーヴァイン | フランス | 無色透明 | 2001年 | 40度 | 白ワイン/薬草 |
フランス語のFloraison(フロレゾン)は英語のFlowering(日本語の開花、花盛り)を意味します。
かなりクセが強いジンです。ここで紹介する中では、No.3という銘柄と同じくらい特殊な風味です。
白ワインのような匂い。それもそのはずで、ユニ・ブラン種の白ブドウを蒸留したスピリッツを使用しています。瓶の口から香りを嗅いだだけで「おぉ!?」という驚きや、初めて出会うお酒という感じの面白さはあります。
香りを嗅いだだけで明らかに他のジンとは違うということが分かりますからね。
マティーニはイマイチ
マティーニで飲むと、正直に言って飽きやすい味です。好きな人は好きかも知れませんが、飲み手を選ぶかもしれません。
No.3(ナンバー3)も甘口で少し飽きやすい感じがあります。g’VINEのほうが辛口なのに、風味のクセの強さのせいですぐに飽きてしまいました。また、テクスチャーとしては舌に少しだけザラつきを感じます。
マルティーニ(=ベルモットの銘柄)みたいな個性的なベルモットと合わせても風味負けしない独特の風味を持っています。
例えば、タンカレー+マルティーニで作ったマティーニは好きじゃないんですけど、ジーヴァイン+マルティーニだと意外と良い具合にマッチして美味しかったんですよね。なので、あんまりクリアな味のベルモットより個性の強いベルモットのほうが美味しいと思います。
ジントニックで大化け
ただし、このジンはジントニックにしたらもの凄く美味しいです。それも、特定のトニック・ウォーターじゃないと「コレだ!」という味になりません。
経験則としては、ウィルキンソンなどの甘口は合わず、辛口のトニック・ウォーターがドンピシャ。自分好みの数種類を試して、そのレシピを見つけ出すことが出来れば本当に美味しいジントニックになります。
- ジーヴァイン フロレゾンを使った私の一番のお気に入りレシピ
- ジーヴァイン フロレゾン:45 ml
- リカマン PROトニックウォーター:100 ml前後
- カナダドライ 新 ザ・タンサン レモン(レモンフレーバーの炭酸):50 ml前後
いつも適当に作ってるので正確な分量ではありませんけど、大体これくらいのはずです。
現時点では、私の中ではもうこれはジントニック専用のジンという位置づけです。トニックウォーターについては別記事で書いてるので、良かったらあわせてお読みください。
ジヴァイン フロレゾンについてはこちらも併せてお読みください↓↓↓
3位:ブルックラディ ザ ボタニスト
- ザ ボタニスト
日本語のメーカー公式ページ。
- THE BOTANIST
英語のメーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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ザ ボタニスト | ブルックラディ蒸留所(レミーコアントロー) | スコットランド | 無色透明(クイックシルバー) | 2011年 | 46度 | 落ち着いた薬草 |
アイラ島というと、ラフロイグやラガヴーリンなど、私も大好きなスモーキーフレーバーのスコッチウイスキーを生産していることで有名な島です。そしてブルイックラディ(ブルックラディ)もスコッチウイスキーを製造している蒸留所の1つです。
英語のwikipediaによると、これはアイラ島で作られている2銘柄のジンのうちの1銘柄です。でもブルイックラディの公式ページではアイラ島初にして唯一のドライジン
と謳っています。どっちが本当なんでしょう?
この銘柄にフォーカスしたレビューは下記リンクを参照してください。
ボタニカルズを合計31種類も使用
合計で31種類のボタニカルを使用。少ない銘柄だと10種類以下なので、とても多いことがわかります。
その内訳は、ジンの原料として伝統的な9種類のコア・ボタニカルズに加えて、手摘みで収穫したアイラ島に自生する22種類の野生のボタニカルズです。
シトラスフレーバーは控えめで、なにかが突出している印象がなく、他のフレーバーも渾然一体。雰囲気としてはシトラスフレーバーを一切使用していない、同じスコットランド産のブードルスに似ているところがあります。
シップスミスや、タンカレー ブルームズバリーとは違う美味しさ
シップスミスなどと比べると、鼻に抜ける香りが弱い。
でも味は他の銘柄よりも太くて濃くて、テクスチャー(舌触り、まろやかさ)が優れていて、非常に落ち着いていて飲みやすい上品な味。色んなボタニカルズが渾然一体となって調和している、大人の味って感じです。
味はとてもどっしりとして重厚感があります。下位の銘柄と比べて、明らかに後味には米や麦系の余韻がしっかりと残るんですよね。グレーン・スピリッツではないんでしょうか?あるいはベースとして使用しているスピリッツの原料が高品質なんでしょうか?とにかく飲み応えのある美味しさです。
詳細は個別のレビューで紹介しています。
4位:タンカレー・ブルームズバリー
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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タンカレー・ブルームズバリー | チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) | イギリス | 無色透明 | 2015年7月 | 47.3度 | まろやかな薬草 |
なんとも滑らかな舌触り、ここに紹介するジンの中ではもっとマイルドで高級感のある口当たりです。若い酒特有の「カーっ」とする感じがかなり少なくて飲みやすい。
面白みで言えばシトラスフレーバーのガツンと効いたタンカレーNo.10の方が上だと言えますが、一方のブルームズバリーは落ち着きがあって飽きにくい。このジンは特定のボタニカルが強烈な主張をしていないので、合わせた材料を無難に、しかも確実に引き立ててくれるという安心感があって、色んなアレンジに使いやすいお酒です。
タンカレーについてはこちらの記事も併せて読んでみてください。
5位:シップスミス
- Sipsmith London
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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シップスミス | シップスミス(ビームサントリー傘下) | イングランド | 無色透明 | 2009年 | 41.6度 | 爽やかな柑橘 |
キリッとした味わいです。タンカレーやタンカレーNo.10のキリッとした感じ、ドライさは今まで飲んだジンで1番だと思ってましたが、このシップスミスを飲んで少し印象が変わりましたね。シップスミスのほうが少しレモン、柑橘系の風味が控えめで落ち着いた雰囲気。
そしてシップスミスはテクスチャーが良い。若い酒特有の「カーッと辛い感じ」が少し弱く、まろやかで爽やか。しかも香りだけでなくスピリッツの味もしっかりとあり、上ずった感じがありません。
ドライさだけに関して言えば、シップスミスはジンの中でもトップクラスのドライ・ジンで、ロックでも飲める美味しさがあります。
淡麗なのでジントニックよりかはマティーニ向きだと感じます。
マティーニを作ったら、ベルモットの味をそのまま最大限引き出してくれる味なので、美味しいベルモットを使いましょう。これをケチると全てが台無しになります。本当に淡麗なので、いっそ上品な白ワインと割った方が美味しい。
シップスミスの製法や歴史などの詳細はこちら↓
6位:ブードルス ブリティッシュ ジン
- Boodles British Gin
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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ブードルス・ブリティッシュ・ジン | Cock Russell & Co.(Proximo Spirits) | スコットランド | 無色透明 | 1845年 | 45.2度 | 薬草/中庸 |
ストレートやマティーニだと少しぼんやりした印象。考えられる理由は、グレーン・スピリッツを使用しているせいだったり、柑橘系のボタニカルを使用していないせいかもしれません。
柑橘系のボタニカルを使用していないので非常に落ち着いた雰囲気があります。でもちゃんと他のボタニカルによる爽やかさもあるんですよね。捉え方を変えれば、自分の好みでレモンピールなどを足すことができるので味の組み立てはしやすいと言えます。
このジンの場合、ビールと合わせてドッグスノーズにするのがオススメです。他の高いジンだと「ビールと混ぜるなんて勿体無い」感じもするし、かといってこれよりも安いジンだとアルコール臭さも気になる・・・。そういう意味ではこれくらいのジンのほうが適任です。もちろんマティーニやジントニックでもいいです。
他の高い銘柄との比較で辛口評価となってしまいましたが、価格面を考慮するとコスパの面ではかなり優れている銘柄です。
ブードルスに関する詳細は下記リンクを参照してください。
7位:タンカレー・No.10(ナンバー テン)
- Tanquary No.10
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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タンカレー No.10 | チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) | イギリス | 無色透明 | 2000年 | 47.3度 | 薬草/爽やかな柑橘 |
アルコール臭さがなく、単純にノーマルのタンカレーを洗練しつつ、フルーツの爽やかさが強くなっています。クセがなくて飲みやすい。
No.10はマティーニ市場をターゲットして2000年に導入された銘柄ですが、マティーニ以外でももちろん楽しめます。
ジントニックにして飲むなら、甘さが控えめのトニック・ウォーターを使うほうがスッキリして美味しい。このジンに甘ったるいトニック・ウォーターは合わない。ジンソーダ(ジン+炭酸水+柑橘果汁)でもいいですが、シュガーシロップなどで少しだけ甘みを足してジンフィズのほうが個性を味わえます。
タンカレーについてはこちらの記事も併せて読んでみてください。
8位:キングスバリービクトリアンバット
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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キングスバリービクトリアンバット | キングスバリー | イングランド | 淡い琥珀色 | 47度 | 薬草/爽やかな柑橘 |
ウイスキーも手がけるキングスバリー社(旧:イーグルサム社)のジン。
柑橘よりも薬草フレーバーのほうが少し強くて、ずっしりとした味わいが特徴的で、コスパは非常に高い。この特徴(使い勝手がいい、コスパに優れる)は、ブードルスとよく似ています。
一般的なジンの2倍以上のジュニパーを使用しているらしいので、この重厚感を感じる香りはジュニパーによるものでしょうね。ちなみに、その他のボタニカルについては非公開。
4~6ヶ月の熟成にスコッチウイスキーの空き樽が使われていて、その過程で液体は琥珀色に染まりますが、樽香はなく、カクテルの風味を邪魔しません。
個別レビューはこちら↓
9位:スター・オブ・ボンベイ
- ボンベイのラインナップ
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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スター・オブ・ボンベイ | ボンベイ・スピリッツ社(バカルディ社傘下) | イギリス | 無色透明 | 2015年11月10日 | 47.5度 | 薬草 |
味には重厚感があって、香りも比較的強くて美味しい。いかにもボンベイらしい味。
これ単体を飲んでもあまり美味しさに気づきにくいのですが、下位のボンベイ(普通のボンベイサファイアやイースト)を飲めば、スター・オブ・ボンベイの美味しさに気がつくことでしょう。
マティーニを作るならノイリープラットやドランがおすすめです。ロックでもいいし、ジントニックでもいいし、どれでも楽しめる万能的な味です。
- スター・オブ・ボンベイ
- ボンベイ・サファイア・イースト
- ボンベイ・サファイア
この3つの銘柄については下記リンクを参照してください。
10位:ヘンドリックスジン
- HENDRICK’S GIN
メーカー公式ページ。(英語ページ)
- HENDRICK’S GIN
メーカー公式ページ。(日本語ページ)
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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HENDRICK’S GIN | ウィリアム・グラント&サンズ | スコットランド | 無色透明 | 1999年 | 41.4度/44度 | 落ち着いた香草 |
2つの独特なボタニカル
13種類のボタニカルを使用していて、そのうち2つは独特で、キュウリとバラの花びら。
バランスの良い、程よい柑橘
オレンジピールとレモンピールは少し強めで、ちょっと塩味を感じます。全体としてバランスがよくて飲みやすく、飽きが来にくく、4000円クラスのジンがどんなものなのか、ベンチマークとしての1本に最適。重厚感は控えめで、ジントニックよりもマティーニの方が向いてると思います。要は個性の強い割り材は適さないということです。
より詳しいヘンドリックスジンの個別レビューはこちら↓
11位:ニッカ カフェジン
- ニッカ カフェジン
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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カフェジン | ニッカ | 日本 | 無色透明 | 2017年6月27日 | 47度 | 山椒/和柑橘 |
原料は大麦とトウモロコシ。ちょっと変わったボタニカルが使われていて、これは他にはなかなか無い味と香りです。
- ジュニパーベリー
- 柚子
- 甘夏
- かぼす
- 山椒
- ニッカ(ニッキ?ハッカの誤表記?公式ではニッカとある)
- 緑深いりんご
まず、山椒の辛さが明確に伝わってきます。酒自体が辛いというのもありますけど、口に入れた瞬間から山椒由来のスパイシーな辛さが舌や口全体に素早く広がる。本物の山椒ほどではありませんが、舌がピリピリと痺れる感じも本当に微かにあります。とはいえ、山椒の佃煮を食べた時のような強烈な痺れはありませんから安心してください。
山椒のフレーバーが勝っているからなのかわかりませんが、和柑橘を数多く使っている割にはその酸っぱさがなくて飲みやすい。飲み初めた頃はベースというか、どっしり感や味はあんまり感じられなかったものの、他の銘柄と飲み比べるにつれてこのお酒の「太さ」が分かるようになりました。
個性的すぎて私としてはこれ1本という銘柄にはなりえませんが、ほかのと挟むようにしてたまに飲みたくなる銘柄です。最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れるとクセになります。
ニッカ カフェジンのより詳細はこちらで紹介しています。↓↓↓
12位:六(ROKU)


- 六(ROKU)
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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六(ROKU) | ビームサントリー(サントリー) | 日本 | 無色透明 | 2017年7月4日 | 47度 | 柚子/薬草 |
桜や緑茶など日本由来の6つのフレーバーを取り入れた和テイストな日本らしい味のジン。従来の8種類と合わせて合計で14種類のボタニカルズを使用。6つの日本由来のフレーバーを使いつつも、本筋から逸脱しないような仕上がりで、飽きない味です。
山椒がピリっと効いている同じ日本産のカフェジンにも雰囲気は似ていますが、この2つはだいぶ印象が違います。(カフェジンが異質だと言った方が正確かもしれませんが。)
カフェジンに慣れるまでは六(ROKU)のほうが好きでしたが、今では逆転してしまいました。
13位:ボンベイ・サファイア・イースト


- BOMBAY SAPPHIRE
メーカー公式ページ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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ボンベイ・サファイア・イースト | ボンベイ・スピリッツ社(バカルディ社傘下) | イギリス | 無色透明 | 2012年 | 42度 | 柑橘/薬草 |
柑橘の香りが極端に強くて、他のボンベイシリーズらしさから少し逸脱したような雰囲気があります。
美味しいですが、スター・オブ・ボンベイと比べると見劣りしますし、若干のアルコール臭さも感じられます。
安さを追求するならノーマルのボンベイ・サファイアで良いし、味にこだわるならスター・オブ・ボンベイが欲しくなるし、どっちつかずという印象。シトラスフレーバーが好きな人なら美味しいのかもしれませんが、私にとっては総合的にはコスパが高いとは言えません。
- スター・オブ・ボンベイ
- ボンベイ・サファイア・イースト
- ボンベイ・サファイア
この3つの銘柄については下記リンクを参照してください。
まとめ
私が今回これらのジンを飲み比べて収穫だと思えたのは次の点です。
キングスバリー ビクトリアン・バットとタンカレーNo.10は雰囲気がよく似ていて代替として使える。(ビクトリアンバットは薬草感が強め、No.10は柑橘が強め)
ビクトリアン・バットとブードルスのコスパは最強だと思う。
タンカレー ブルームズバリーはまろやかさ、味の深さ、香りの強さが他と比べて頭1つ出ていて美味しい。
下位のプリマス、タンカレー、ボンベイなどを飲み比べた限りでは、タンカレーのようなスッキリ系はあまり好みではないと思っていたが、上位を飲んでみてその認識は変わった。
シップスミスとザ・ボタニストはどっしり感というか、ベースの蒸留酒そのものの味をしっかり感じる事ができた。初めての感覚だった。
No.3はタンカレーNo.10などに比べると甘い。ドライを嗜好する人には不向きだし飲む人を選ぶかもしれない。でも味が濃くて凄く美味しい。
No.3とジーヴァイン フロレゾンはジン・トニック用としては本当に重宝する美味しさ。
名前 | メーカー | 原産国 | 色 | 導入 | 度数 | 香り |
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キングスバリービクトリアンバット | キングスバリー | イングランド | 無色透明 | 47度 | 薬草/爽やかな柑橘 | |
シップスミス | シップスミス(ビームサントリー傘下) | イングランド | 無色透明 | 2009年 | 41.6度 | 爽やかな柑橘 |
タンカレー No.10 | チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) | イギリス | 無色透明 | 2000年 | 47.3度 | 薬草/爽やかな柑橘 |
ボンベイ・サファイア・イースト | ボンベイ・スピリッツ社(バカルディ社傘下) | イギリス | 無色透明 | 2012年 | 42度 | 柑橘/薬草 |
六(ROKU) | ビームサントリー(サントリー) | 日本 | 無色透明 | 2017年7月4日 | 47度 | 柚子/薬草 |
ジーヴァイン フロレゾン | ジーヴァイン | フランス | 無色透明 | 2001年 | 40度 | 白ワイン/薬草 |
カフェジン | ニッカ | 日本 | 無色透明 | 2017年6月27日 | 47度 | 山椒/和柑橘 |
No.3(ナンバー3) | ベリー・ブラザーズ&ラッド社 | イギリス(オランダ) | 無色透明 | 46度 | 強烈な薬草 | |
スター・オブ・ボンベイ | ボンベイ・スピリッツ社(バカルディ社傘下) | イギリス | 無色透明 | 2015年11月10日 | 47.5度 | 薬草 |
ザ ボタニスト | ブルックラディ蒸留所(レミーコアントロー) | スコットランド | 無色透明(クイックシルバー) | 2011年 | 46度 | 控えめな薬草 |
ブードルス・ブリティッシュ・ジン | Cock Russell & Co.(Proximo Spirits) | スコットランド | 無色透明 | 1845年 | 45.2度 | 薬草/中庸 |
タンカレー・ブルームズバリー | チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) | イギリス | 無色透明 | 2015年7月 | 47.3度 | まろやかな薬草 |
トニック・ウォーターの飲み比べはこちら↓↓↓
割材を多くするなら、個人的には、普通の白ワインのほうが美味しいと思います。良かったら白ワインのレビューも読んでみてください。
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