タンカレーNo.10と普通のタンカレーとブルームズバリーを飲み比べた違いと評価

2018年12月1日ジン

1000円台で買える普通のタンカレーと、3000~4000円程度するタンカレーNo.10を飲み比べた評価について紹介します。

それぞれの概要

概要
名前 メーカー 原産国 導入 度数 香り
タンカレー チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) イギリス 無色透明 1830年 47.3度 薬草
タンカレー No.10 チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) イギリス 無色透明 2000年 47.3度 薬草/爽やかな柑橘
タンカレー・ブルームズバリー チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) イギリス 無色透明 2015年7月 47.3度 まろやかな薬草

違う点は導入年とフレーバーです。

タンカレー・ロンドン・ドライ・ジン

タンカレー

Tanqueray London Dry Gin。
4回の蒸留によって、極めてドライな風味をだしているジンで、すっきりとした淡麗でキレのある味が特徴。

概要
名前 メーカー 原産国 導入 度数 香り
タンカレー チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) イギリス 無色透明 1830年 47.3度 薬草

この価格帯のジンの中ではかなり淡麗

1000円台で入手できるジンの中ではとりわけ淡麗な味わいをしています。ビーフィーターやプリマス・ジンなどの他の銘柄と比べると、柑橘フレーバーがかなり弱く感じられます。
気になるところは、少しアルコール臭がする点です。ただ、この価格帯ではどれも同じくらいアルコール臭がします。

とにかく淡麗、ドライになるように仕上げようとしていることが感じられる仕上がりです。「ドライマティーニのためのジン」って感じです。

普通のタンカレーには個性や酸味がないのでストレートで飲むのに向かないと感じます。でも、クセが弱いのでカクテル作りに向いているとも言えます。
以下は各カクテルでの感想です。

マティーニ(ジン+ベルモット)

マティーニやギブソンなど、果汁を使わないカクテルレシピでドライ・ベルモットの風味を引き立てたい時には適しています。
タンカレーは個性が弱いので、ベルモットが少量だったとしてもベルモットの風味がしっかりと活きてきます。もしこれがプリマスやビーフィーターだと、沢山の量のベルモットを入れないとベルモットの存在を感じることが出来ません。でも沢山入れるとドライではなくなってしまいます。だからドライに仕上げたいならタンカレーは向いていると思います。

ドライに仕上げるもう一つの利点は、ジンに混ぜるベルモットや白ワインが粗悪でも味が落ちないということです。入れるベルモットの量が少量で済みますからね。

逆にビーフィーター+格安ワインだと、味を調えるためにワインを多く入れた結果、雑味の多い不味いマティーニになりやすくなります。

ジントニック(ジン+トニック・ウォーター+ライムジュースは無くてもいい)

辛口のトニック・ウォーターと組み合わせてドライなジントニックを作れば美味しいです。甘口を使ったら元も子もない感じがしますね。

ドッグスノーズ(ジン+ビール)

風味はそれなりにはなりますが、単にビールのアルコール度数が上がるだけ、という感じが否めません。どうせならマティーニに使うほうがいいと感じますね。

タンカレーと同じ価格帯にはプリマス・ジン、ボンベイ・サファイア、ビーフィーターなどがあります。これらを飲み比べたレビューはこちら↓↓↓

3000円前後のジンを飲み比べたレビューはこちら↓↓↓

タンカレーNo.10

Tanquary No.10

メーカー公式ページ。

概要
名前 メーカー 原産国 導入 度数 香り
タンカレー No.10 チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) イギリス 無色透明 2000年 47.3度 薬草/爽やかな柑橘

参考価格は1000 mlで3000円。

No.10(ナンバーテン)はマティーニ市場をターゲットにして2000年に導入された銘柄です。
上で説明した普通のタンカレーみたいなアルコール臭さがほとんどなく、単純に普通のタンカレーを洗練したような雰囲気を持っています。

マティーニ市場をターゲットにして導入された銘柄なだけあって、やはり淡麗です。ただし、柑橘フレーバーが普通のタンカレーよりも強いので、味の組み立ては少し難しいように感じます。

以下は各カクテルでの感想です。

マティーニ(ジン+ベルモット)

ベースの柑橘フレーバーが強いので、どうしても酸味の強い仕上がりになります。でもすっきりとしていて飲みやすい味です。
おすすめのベルモットの量は、普通の白ワインやノイリープラットを使うならご自由に、という感じ。チンザノなら少なめに。マルティーニなら本当にちょっとだけにしておいたほうがいい!

ジントニック(ジン+トニック・ウォーター+ライムジュースは無くてもいい)

もしジントニックにして飲むなら、甘さが控えめのトニック・ウォーターを使うか、いっそジンフィズとかで濃い目に作ったほうがスッキリして美味しいです。ジンソーダでもいいですが、やはり少し甘みがほしいところです。
でもこのジンに甘ったるいトニック・ウォーターは合わない気がします。

ドッグスノーズ(ジン+ビール)

ドッグスノーズには合いませんね。ビールの風味の中にやたらと柑橘フレーバーが割り込んできて鬱陶しい感じがします。ジンが淡麗なので、味もビールに負けがち。少量だと存在感がなくて、多いとアルコール度数が上がってしまうし、ビールの量が少なくなって風味を感じにくい。ビールが割り負けしてしまう。

タンカレー・ブルームズバリー

概要
名前 メーカー 原産国 導入 度数 香り
タンカレー・ブルームズバリー チャールズ・タンカレー社(アレクサンダー・ゴードン社と合併) イギリス 無色透明 2015年7月 47.3度 まろやかな薬草

参考価格は1000 mlで3700円。700 ml換算だと2590円。海外リリースの情報では750 mlのメーカー希望小売価格は$32.99(約3700円)としています。

普通のタンカレーやタンカレーNo.10に比べるとテクスチャーは非常にマイルドで、若い酒特有の「カーっ」とする感じが少ないです。で、No.10みたいなシトラスフレーバーがかなり控えめで飲みやすいです。

ただし、悪い見方をすれば少し面白みに欠ける気もします。面白みで言えばタンカレーNo.10の方が上だと言えますね。一方、ブルームズバリーは落ち着きがあって飽きにくい味という感じでしょうか。

淡麗、ドライと表現するのは少し違う気がします。私もね、以前まではタンカレー=ドライという認識だったんです。でもシップスミスを飲んでからはそうは思わなくなりました。

マティーニ(ジン+ベルモット)

このジンは確実に合わせた材料を引き立ててくれます。マティーニを作る場合、なるべく美味しいベルモットを使いましょう。
逆にまずいベルモットだと、不味さが引き立って全てが台無しになります。奮発していいベルモットを用意しましょう。でもベルモットってそんなに気に入る銘柄も多くないし、手に入れにくいですよね。そういう時はいっそ普通の辛口の白ワインを使ってみましょう。私はベルモットより白ワインで作るマティーニのほうが好きです。

ジントニック(ジン+トニック・ウォーター+ライムジュースは無くてもいい)

辛口のトニック・ウォーターを使うか、いっそジンソーダ(炭酸水+レモンorライム果汁)とかで濃い目に作ったほうがスッキリして美味しいです。

ドッグスノーズ(ジン+ビール)

普通のタンカレーやNo.10とは違い、味に落ち着きがあるので、ドッグスノーズでも合います。総合的にいっても、他のカクテルでも使いやすい味をしています。

まとめ

どのタンカレーも、マティーニのためのジンだなぁと感じます。他のカクテルに全然使えないわけでもないですけど、それだったら他の銘柄のほうがいいなぁというのが正直な感想です。
マティーニ好きの人はぜひそれぞれの銘柄を試してみてください。

タンカレーと同じ価格帯にはプリマス・ジン、ボンベイ・サファイア、ビーフィーターなどがあります。これらを飲み比べたレビューはこちら↓↓↓

3000円前後のジンを飲み比べたレビューはこちら↓↓↓