シップスミスの味を評価!ワンショット&ミドルカットの贅沢な製法のジン

2018年11月2日ジン

ここではシップスミス(Sipsmith)の味、風味、印象などについて紹介します。

概要

Sipsmith London

メーカー公式ページ。

概要
名前 メーカー 原産国 導入 度数 香り
シップスミス シップスミス(ビームサントリー傘下) イングランド 無色透明 2009年 41.6度 爽やかな柑橘

歴史

シップスミス社は2009年にウエストロンドンのハマースミス地区で創業したクラフト蒸留所です。

敷地は、故マイケル・ジェームズ・ジャクソン氏(Michael James Jackson, 1942年3月27日 – 2007年8月30日)のオフィス跡地です。
彼は作家・ジャーナリストであると同時に、ビールやウイスキーに関する著書を出す評論家でもありました。

蒸留方法

銅製蒸留器で不純物を除去

1820年以来、ロンドンでは銅製蒸留器がほぼ200年近く使用されていませんでした。この蒸留所ではその伝統的な銅製の超小型の蒸留器を使用して200本ほどのスモールバッチでスピリッツを生産しています。

スモールバッチ(Small Batch)

少量生産された酒のこと。

或いは選び抜かれた少数の樽から瓶詰めされたウイスキーのこと。

本来は、発酵から蒸溜までの1回分の生産量が少ないバーボン・ウイスキー(主原料に51%以上のトウモロコシを使用したウイスキー)を指す言葉。

銅が不要な硫黄成分などを除去してくれるので、良質なスピリッツを生成する事ができます。

贅沢なワンショット蒸留法

世界中から吟味して認めたこだわりの原料のみを使用して、必要な分量を使って1度だけ蒸留を行うワンショット蒸留法で造られています。

ワンショット蒸留法

原料を一度しか蒸留しない方式。これにより、個性や香りが強い上質なスピリッツを生成することができる。

通常、蒸留酒は同じ原料を何度も蒸留することでできるだけアルコールを抽出して生産性を高めます。
これは日本の焼酎に於ける単式蒸留法と連続式蒸留法の違いと同じです。乙類焼酎は連続式蒸留法で採算性を高めています。連続式蒸留法で抽出した酒は低価格ですが、風味が弱いし、頭痛が起きやすい人もいます。

ミドルカット

ワンショット蒸留法に加えてミドルカットをおこないます。
ポットスティル(単式蒸留釜)とコラムスティル(連続式蒸留釜)を組み合わせた蒸留器でミドルカットをおこない、香りの良質な部分のみを使用しています。
そのため、1日300本という少量生産です。

ウォッシュ(Wash)

蒸留する元となる、アルコール度数6~8%のもろみ。

ローワイン(Low wines)

ウォッシュを蒸留したもの。この蒸留に使う釜をウォッシュスティル(ウォッシュスチル, 初溜釜)と呼ぶ。

フォアショッツ(Foreshots)

ローワインの蒸留開始直後に抽出される液化アルコール。

ミドルカット(Middle cut)

フォアショッツのあとに抽出される液化アルコールを意味する。ハーツと同義。またはその工程そのものを意味する。この抽出時間が短いほど良質となる。

フェインツ(Feints)

フォアショッツとミドルカットのあとに抽出される液化アルコール。

使用されているボタニカルズ

合計10種類のボタニカルズを使用しています。この10種類はボンベイ・サファイアで使用されているボタニカルズとかなり似ていますね。

ボンベイサファイアとシップスミスで使われている10種類のボタニカルズ
No. シップスミス ボンベイサファイア
01 リコリス
02 コリアンダー
03 レモンピール
04 アーモンド
05 ジュニパーベリー
06 オリスの根
07 アンジェリカ
08 桂皮(トンキンニッケイ)
09 オレンジピール ギニアショウガ
10 シナモン(セイロンニッケイ) クベバベリー

違うのは最後の2種類です。とは言っても、配合次第で大きく違いますけどね。実際、シップスミスとボンベイ・サファイアは全然似ていませんから。

シップスミスの味の総評

楽天での参考価格は700 mlで3700円。かなりいいお値段です。

キリッとした味わいで、タンカレーNo.10に似ています。タンカレーNo.10もかなりキリっとしています。タンカレーやタンカレーNo.10のキリッとした感じは今まで飲んだジンで1番だと思ってました。でもこれを飲んで少し印象が変わりましたね。

どちらもとても淡麗です。でもこのシップスミスのほうが少しレモン、柑橘系の風味が弱いです。

そしてシップスミスは若い酒特有の「カーっと感」が少し弱いです。タンカレー ブルームズバリーほどではありませんけどね。でもタンカレーNo.10よりかはマイルドな味わいです。そして爽やか。 しかもベースもどっしりしていて、うわずった感じもありません。

ジントニックよりかはマティーニ向きだと感じます。それもとびきりのドライマティーニです。
マティーニを作ったら、ベルモットの味をそのまま最大限引き出してくれる味をしています。なので美味しいベルモットを使いましょう。これをケチると全てが台無しになります。

3000円前後のジンを飲み比べたレビューはこちら↓↓↓

ジン

Posted by ろくまる