ニッカ カフェ ジンの味の評価!山椒と和柑橘が利いた個性派

ジン

ニッカ カフェ ジン(Nikka Coffey Gin)を飲んだ際の感想、味の評価、歴史などについて紹介します。

概要

ニッカ カフェ ジン

メーカー公式ページ。

概要
名前 メーカー 原産国 導入 度数 香り
カフェジン ニッカ 日本 無色透明 2017年6月27日 47度 山椒/和柑橘

歴史

世間一般では、ニッカと言えばウイスキーのほうが有名ですよね。何せ会社の名前がニッカウヰスキーなのですから。
2014年には創業者の竹鶴政孝がモデルのマッサンというタイトルの朝の連続テレビ小説が放映されました。

竹鶴政孝がニッカを設立したのは1934年(昭和9年)ですが、このカフェジンの導入は2017年6月27日で、他社のジンに比べると新しい銘柄です。

カフェはコーヒーではない

ニッカ カフェ ジンという名前を聞いたら誰もがコーヒーフレーバーなのか?と思うでしょう。でも違います。

このカフェというのは、ニッカウヰスキーが持つ伝統的な連続式蒸溜機である「カフェスチル」のことです。ニッカ カフェ ジンはカフェスチルによるカフェ蒸溜液だけをベースに使用したジンです。

カフェスチルの最初の導入は1962年 (昭和37年)11月にイギリスからの購入を決めて1963年に西宮工場に導入したものです。翌年1964年から本格始動して同年にハイニッカ、1965年に新ブラックニッカにカフェグレーン(カフェスチルで蒸留したウイスキー)をブレンドして販売してきました。4

じゃあそのカフェって何?っていうと、開発した人の名前です。

カフェスチルの発明

イーニアス・カフェ(Aeneas Coffey

イーニアス・カフェ (アニエス・コフィー, 1780年–1839年) はカフェスチルの発明者。

1828年、スコットランド人 ロバート・スタイン(Robert Stein)が連続式蒸溜機「カラム・スチル」を発明した。1

アイルランド人 イーニアス・カフェはこれを改良をして1830年に特許を取得した。2
当時、彼はこれをパテント・スチルと呼んだ。Patentは特許を意味する。(特許番号: #5974)3
現在では「カフェスチル」、「カフェ式連続式蒸溜機」などと呼ばれる。

「カフェスチル」は欧米のほぼ全ての酒類生産者に採用され、ラム、ジン、ウォッカ、ブレンドスコッチウイスキー、ブレンドアイルランドウイスキーなどの多くのスピリッツをより滑らかで美味しくした。1835年1月、コフィーは​​JOHN DORE & CO. LIMITEDの前身となるロンドンにAeneas Coffey&Sonsを設立した。

通常の連続式蒸留はアルコール精製度を高める事ができる反面、香味成分が除去されてしまうデメリットがありますが、カフェスチルは精製度は低いものの香味成分が残りやすいというメリットがあります。

使用されているボタニカルズ

原料は大麦とトウモロコシ。ボタニカルとしてはちょっと変わった原料が使われていて、これは他にはなかなか無い味と香りです。

  • ジュニパーベリー
  • 柚子
  • 甘夏
  • かぼす
  • 山椒
  • ニッカ(ニッキ?ハッカの誤表記?公式ではニッカとある)
  • 緑深いりんご

公式の限りでは、これらの他にもボタニカルズが使われているのか曖昧な表現となっていました。

総評

参考価格は700 mlで3600円。参考小売価格では4500円です。

山椒の強い香りと辛さが明確に伝わってきます。酒自体が辛い(ドライ)というのもありますけど、口に入れた瞬間から文字通りスパイシーな辛さが舌や口全体に素早く広がる感じがあります。本物の山椒ほどではありませんが、舌がピリピリと痺れる感じも本当に微かにだけあります。
山椒の佃煮を食べた時のような強烈な痺れはありません。まぁ香りと酒の辛さでそう感じるだけかもしれませんけどね。

味も、香りに負けないくらいどっしりとしていて飲みごたえがあります。マティーニ、ジン・トニック、どちらでも美味しく楽しむことができました。

サントリー 六(ROKU)との違い

サントリーの六(ROKU)は、以前スター・オブ・ボンベイとの飲み比べでもレビューを書きました。

両者の印象としては、六(ROKU)は柚子の香りと酸味が強い華やかな、華やいだ感じのあるジンです。一方、カフェジンは山椒の香りが強くて酸味が弱いピリリとスパイシーなジンです。

マティーニを作る場合、六(ROKU)は酸味が強いので、酸味の強いベルモットとは合わせにくいです。酸っぱいのが好きならいいですけどね。
酸味が弱い点では、カフェ ジンの方がベルモットを選ばず、味の組み立てはしやすいかなぁという印象です。でもどちらも和テイストで美味しいジンなので、実際に飲み比べてみるのが一番だと思います。

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出典、参考資料