ジーヴァイン フロレゾンの味の評価と美味しい飲み方

2018年11月6日ジン

ジーヴァイン フロレゾン(g’Vine Gin Floraison)の味の評価、レビュー、美味しい飲み方などを紹介します。

概要

G’Vine Gin Floraison

メーカー公式ページ。

概要
名前 メーカー 原産国 導入 度数 香り
ジーヴァイン フロレゾン ジーヴァイン フランス 無色透明 2001年 40度 白ワイン/薬草

白ブドウから作れた珍しいフランスのジン

一般的なジンは麦やトウモロコシなどの穀物を原料にして蒸留酒を作り、セイヨウネズなどで香り付けがされています。

でもこのジンは白ブドウ(ユニ・ブラン種)で作った蒸留酒にショウガ、ナツメグ、ユニブランの花のエッセンスなど、少し変わったボタニカルズで風味付けがされています。なので飲んだ時の印象もまるで異なります。一番明確に感じるのは白ブドウ由来のワインのような香りとライムの爽やかさです。

フランス語のFloraison(フロレゾン)は英語のFlowering(日本語の開花、花盛り)を意味します。

楽天やアマゾンなどの販売ページでは緑の小さな実のエッセンスという言葉が見られますが、ボタニカルを指しているのではなく、どうやらこの果実を使ったベースのことのようです。

G’VINEに使用されているボタニカルズ

10種類のボタニカル
蒸留の分割(芳香の特性の保持) No. 英名 和名
Juniper 01 juniper berries ジュニパーベリー
Fresh Bitterness 02 green cardamom カルダモン
03 liquorice リコリス(スペイン甘草)
04 lime ライム
05 quassia amara クアッシア・アマラ
06 ginger root ショウガ
Warm Spices 07 cubeb berries クベバベリー
08 nutmeg ナツメグ
09 coriander コリアンダー
Vine Flower 10 the rare vine flower ユニ・ブランの花
Split in 4 distinct families, each botanical family is distilled separately to preserves their aromatic properties.

それぞれの芳香族の特性を保つために、4つに分類されたボタニカルズはそれぞれ別々に蒸留されます。

ユニ・ブランの花のエッセンス

このジンで最も特殊なボタニカルは白ブドウの花を使っていることです。
フランス・コニャック地方では6月中旬にユニ・ブランが白い花を咲かせます。2週間だけ開花するこの期間に丁寧に手摘みし、花のエキスを発酵させて抽出した蒸留酒もブレンドします。

それとは別に、ユニ・ブランの果実を発酵させて蒸留したニュートラル・スピリッツに上で説明したボタニカルズを2~5日間漬け込み再び蒸留します。最後にそれぞれの蒸留液をブレンドして銅製ポットでさらに蒸留して完成となります。合計で4回の蒸留をおこなうことで究極の滑らかさと独特の雰囲気が醸し出されます。

味や香りの総評

参考価格は700 mlで3600円。海外サイトで見かけた価格は$44.00(約4900円)

かなりクセが強いジンです。
白ワインのような匂い。それもそのはずで、ユニ・ブラン種の白ブドウを蒸留したスピリッツを使用しています。蒸留の時点ではニュートラルスピリッツになるので、そこまで白ブドウの匂いがするはずがないんですけど、でもするんですよね。プラシーボ効果でしょうか?それともボタニカルのせいでしょうか?でも白ブドウ由来のジンだと知る前から、明らかにワインっぽさは感じたんですよね。

あと、ライムの香り、これは明確にします。瓶の口から香りを嗅いだだけで「おぉ!?」という驚きや、初めて出会うお酒という感じの面白さはあります。

今まで飲んだジンの中では、オランダ産のNo.3という銘柄の風味にもびっくりしたものですが、これはその上を行く驚きがあります。
ボトルの口から香りを嗅いだだけで明らかに他のジンとは違うということが分かりますからね。

各カクテルでの印象

マティーニ

正直に言って、マティーニにすると飽きやすい味です。飲み手を選ぶかもしれません。
No.3(ナンバー3)もすごく美味しいジンですが少し飽きやすい感じがありました。こっちのほうが辛口なのに、風味のクセの強さのせいですぐに飽きてしまいました。

マルティーニみたいなクセの強いベルモットと合わせても風味負けしない独特の風味を持っています。
例えば、[タンカレー+マルティーニ]で作ったマティーニは私は好きじゃないんですけど、[ジーヴァイン+マルティーニ]だと意外と良い具合にマッチして美味しかったんですよね。なので、あんまりクリアな味のベルモットより個性の強いベルモットのほうが美味しいと思います。

ジン・トニック

マティーニだと飽きやすい味ですが、ジン・トニックにすると本当に美味しいです。現在、個人的なジン・トニック専用銘柄としてNo.1です。でもトニック・ウォーター選びには注意してください。経験上、ウィルキンソンみたいな甘口だと凡庸な味になります。なるべく辛口、ドライなトニック・ウォーターのほうがいいです。無ければいっそ、ジンソーダやジンフィズでもいいかも。作り方としてはかなり上級者向けです。トニック・ウォーターのほうが無難で美味しいです。

ジン・トニックって甘いのが多いのであまり好きではなかったのですが、このジンと辛口のレシピを知ってからは認識が大きく変わりましたね。まじでおすすめです。ジンソーダ(完全な炭酸割り)だとちょっとつまらない。かといって甘いとたるい。個人的には、例えば、シュウェップスとかウィルキンソンとかの甘口のトニック・ウォーターと炭酸水を半々くらいで入れると丁度良い感じですね。詰まるところ、辛めのジン・トニックやジンフィズならアリ、ジンソーダはややつまらない、という感じです。

ドッグスノーズ

まずいとまでは言いませんが、この価格帯のジンをあえてドッグスノーズにすることに意義が感じられませんね。勿体無いというか。

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