日本酒の温度別名称!冷や、お冷や、冷酒の違い

日本酒

日本酒は冷たくしたり、熱くしたり、色んな温度で楽しむことができます。
で、この温度に応じて、それぞれ優雅な名前が付けられています。こういうところはいかにも日本らしいですね。

温度別の名称一覧表

日本酒の温度別名称
名称 読み方 温度
冷酒(れいしゅ) フローズン Frozen 0℃以下
雪冷え ゆきびえ 5℃前後
花冷え はなびえ 10℃前後
涼冷え すずびえ、すずひえ 15℃前後
冷や酒 ひやざけ 常温(室温による)
燗(かん) 日向燗 ひなたかん 30℃前後
人肌燗 ひとはだかん 35℃前後
ぬる燗 ぬるかん 40℃前後
上燗 じょうかん 45℃前後
熱燗 あつかん 50℃前後
飛びきり燗 とびきりかん 55℃以上

でもこれを覚えたからといって、あまりイキって使わないようにしましょう。

メニューに書いてあったり、確実に通じそうな人ならいいですけどね。分からなさそうに人に言ってもどうせ通じないし、まるで人を試しているように映るし、マウント取ってるみたいで節操がないというか、みっともないではありませんか?それこそ趣がありません。

冷や酒と冷酒の違い

  • 冷や酒(ひやざけ)
  • 冷酒(れいしゅ)

この2つは別物です。
真ん中に「や」が入っているか、入っていないかだけで読み方や意味が異なります。

冷や酒

常温の日本酒のこと。冷や酒の温度は室温に依存するので、季節や環境によって温度が異なる。

冷酒

冷蔵庫を使って、室温よりも温度を低くした日本酒のこと。

冷酒という飲み方は昭和以降に誕生した。

日本で冷蔵庫が普及したのは昭和30年代の高度成長期以降で、それまでは冷蔵庫が存在しなかった。そのため、日本酒には常温より低温度で飲む習慣そのものがなかった。

「冷や」と「お冷や」の違い

  • 冷や(ひや)
  • お冷や(おひや)

読み方は同じですが、先頭に「御(お)」が付いているか、付いていないかだけで意味が異なります。

冷や

常温の日本酒。冷や酒のこと。酒を省略した形。

お冷や

水のこと。室町時代に京都の御所、宮中で使われ始めた女房詞(にょうぼうことば)の「御冷やし」の略。

飲食店で使われる、冷たい水を意味する符丁(隠語)。

飲食店に入店した時に最初に提供される水。後から注文しても無料で飲める水。英語ではTap waterに相当する。

年配の人は「冷や(=常温の日本酒)頂戴」と言うことがよくあります。(最近はそうでもないのかなぁ・・・?私が飲食店でアルバイトをしていた学生の時分にはよく聞きました。)

で、若い店員はこの言葉に馴染みが無いので、勘違いして「お冷や(=冷たいお水)」を出してしまうことがあります。