トニック・ウォーターを飲み比べて好きな味を探した
いくつかのトニック・ウォーターを飲み比べてみました。単体での飲み比べとジン・トニックでの飲み比べをおこないました。
- ウィルキンソン トニックウォーター
- リカマン PROトニックウォーター
- コカコーラ シュウェップス トニックウォーター
- リカマン PRO炭酸(おまけ)
もくじ
トニック・ウォーターとは
- トニック・ウォーター
炭酸水に香草、柑橘の果皮など、糖類で香り付けをした飲み物。元来は熱帯地方でマラリア感染予防のために飲まれたのが始まり。当時はキナの樹皮から取れるキニーネという成分が含まれていた。キニーネには強い苦味があるため、カクテルの材料としてのトニック・ウォーターはこの苦味が目的で用いられた。
現代でも海外製品だとキニーネが含まれる製品も存在するが、大抵は含まれていない。少なくとも日本製には存在しない。キニーネが含まれるかどうかは「ブラックライトで照らすと液体が青く光る」かどうかで判別ことができるが、キニーネが含まれていなくても光る製品もある。また、キニーネが原因のアレルギーも報告されている。
ウィルキンソン トニックウォーター
甘い。かなり甘口のトニック・ウォーターです。液垂れして瓶を伝った液がテーブルに残ると、あとでネッタネタになるくらいに甘いです。
ジンと組み合わせてジン・トニックにした場合、あまりにドライなジンだと負けてしまうことがあります。なので、合わせるなら味がしっかりしているジンのほうがいいでしょう。例えば安価なジンだと・・・
- プリマス・ジン
- ボンベイ・サファイア
- ビーフィーター
などです。もうすこしグレードが高い美味しいジンなら・・・
- No.3
- キングスバリー ヴィクトリアンバット
- ブードルス
- ザ・ボタニスト
など。このあたりが合うように感じますね。トニック・ウォーターだけではなく、トニックウォーター10に対して炭酸水を3~5ほど混ぜたほうが美味しいです。それくらい甘いです。
リカマン PROトニックウォーター
このトニック・ウォーター、私が最近愛飲していて、低価格のトニック・ウォーターの中では一番好きな味をしています。それはなぜか。甘さが控えめで、レモンフレーバー+程よい苦味があるからです。
ウィルキンソンに比べて甘さが控えめで、しかもシュウェップスほどの苦味や酸味がなく、ガーニッシュにレモンピールを添えた時のような苦味がほどよくあって使いやすい味なんです。
バランスがいいので、どんなジンでもそれなりに合うと思います。ウィルキンソンとは違い、炭酸水を混ぜなくてもいいくらいの控えめな甘さです。
一番のお気に入りは、「ジーヴァイン フロレゾン+このPROトニックウォーター+レモンフレーバーの炭酸」を合わせたジン・トニックです。一番のおすすめですね。
コカコーラ シュウェップス トニックウォーター
ウィルキンソンほどではありませんが、結構甘いです。
ウィルキンソンよりも苦味と酸味がかなり強くて、個性派という感じです。甘さがいくらか控えめというのも、ウィルキンソンに比べて酸味系のフレーバーが強いから甘みが弱く感じるだけなのかもしれません。
甘さはウィルキンソンより弱いけど、柑橘フレーバーや酸味はリカマン PROトニックウォーターよりも強いというちょっと特殊な味わいです。
炭酸水をちょっと足すのがコツ
ジントニックというと、「ジン+トニックウォーター」だと思っている人もいるようですが、炭酸を足したほうが絶対美味しいと私は思います。
リカマン PRO炭酸
これはトニックウォーターではないので、ここではオマケ的扱いとしますが、ジン・トニックのついでにリカマン PRO炭酸を使ってジンソーダも試してみました。
炭酸強度はしっかりと強いものの、ただのソーダという以上の評価のしようはありません。でもコスパはすごく高いですね。
ジン・トニックを作るときに、単にトニック・ウォーターを入れるだけだと甘ったるく感じる時にこれを少しだけ混ぜるとサッパリして美味しいですよ。
また、オランダ産のNo.3みたいなジンは味が濃いし甘口なので、炭酸割り(ジンソーダ)にすると丁度いい甘さだったりします。もちろん、トニック・ウォーターでもいいです。
味の濃いジン、甘口のジンなら炭酸割りだろうが甘口のトニック・ウォーターだろうがそれなりの味になるのですが、タンカレーみたいな爽やか系のジンは辛口のトニック・ウォーターじゃないと風味負けするなぁというのが率直な感想です。で、タンカレーやプリマスジンは柑橘系のボタニカルが強くて既に酸っぱい香りを帯びているので、ノーマルの炭酸のほうが無難です。
カナダドライ 新 ザ・タンサン レモン
一方、ただ炭酸で割ったら味が薄まると感じることもあります。そのときはレモンフレーバーの炭酸を使うと香りをおぎなうことができます。柑橘が控えめなジンに対してレモンを補強する時にも使えて便利です。特に、レモンレモンさせたい時は「レモンフレーバーのトニックウォーター+レモンフレーバーの炭酸」でジントニックを作ると、めっちゃ爽やかなジントニックに仕上がります。
ノンフレーバーとレモンフレーバーの炭酸を使い分けると楽しみ方も倍増しますよ。
まとめ
例えばジンフィズを作るには、自分でシェイク、ステア、ビルドが必要だし、シュガーシロップや果物の追加などが必要で、作る人の技量が求められます。バーテンダーにとって技術の集大成となるレシピとも言われています。
それに対してジン・トニックは非常に楽です。トニック・ウォーターはそれ単体としてもそれなりに味が整えられているので、非常に便利で楽な割材です。ぜひいくつかの種類の中から自分の好みの銘柄を探し当ててみてください。
ちなみに1000円台で買える有名なジンを飲み比べたレビューはこちら↓↓↓
3000円前後のジンを飲み比べたレビューはこちら↓↓↓
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