辛口 純米 日本酒のおすすめ銘柄とレビュー

2018年10月21日日本酒

私、日本酒が苦手なんです。特に甘口はクチがベタベタするし、喉は渇くし。だから飲むなら辛口なんです。

ここでは、辛口の日本酒に絞って、飲んだことがあるいくつかの銘柄をオススメします。

9位: 上善如水 純米吟醸

まぁ無難な銘柄というか、クセが少ないので当たり障りのない味という印象です。クセがなくて辛口なので、どんな料理にも合わせやすい味です。

ただ、上位で紹介している銘柄に比べると舌と酒の間に水が一枚噛んでいるような味の弱さ、薄さを感じてしまいます。(すいません)

8位: 白瀧酒造 熟成の上善如水 純米吟醸

上善如水 純米吟醸と比べて極端に比べるほどの違いがあるかというと、正直いってありませんでした。

どちらも辛口・淡麗に徹したような味・風味をしています。クセが弱めでどんどん飲める味をしているんですよ。とにかく辛口を好む人にはオススメできる銘柄の1つです。

7位: 酔鯨 吟麗 純米吟醸

上善如水に比べると幾分か味が濃い。そして日本酒らしい臭みが強い銘柄です。

この臭みや味は吟醸酒クラス以下によく見られる独特のもので、これは好みの問題でもあるようにも思いますが、正直言って個人的にはあまり好きではありません。たぶん日本酒が苦手な人はこの独特な香りが苦手だと思うんですよね。

そういう意味では、上善如水の方が飲みやすいと思います。

6位: 酔鯨 純米吟醸 高育54号

私の舌が悪いんでしょうか、すみません。正直、「酔鯨の吟麗」とこの「高育54号」との明確な違いを感じることができませんでした。

単純に酔鯨の味がそこまで・・・・というのもあるんですけどね。美味しいのは美味しいです。

ただ、上でも言ったように日本酒独特の臭さが強めだと感じます。またそれと同時に、下で紹介している銘柄の値段やパフォーマンスを鑑みると、そこまで・・・・という感じでして。(蔵元さんすいません)
まぁ単純に好みの問題なのかもしれませんけどね。いわゆる「酒臭さ」は強いので、飲ん兵衛はこういう酒が好きだとは思います。

5位: 黒龍 純吟 純米吟醸

フルーティーさや華やかさからは少し遠い、落ち着いた味わいです。黒龍を含めて、ここから下に紹介しているのは個人的にはぐっと美味しいように感じます。

飛び抜けて何か特徴があるというより、素朴な日本酒のうまさをぐっと強くしたような印象です。余計な臭みを排除しつつ、しっかりとした濃いを味を持っています。

南部美人も菊姫も美味しいんですけど、黒龍も外せませんね。「この3つのうち、どれか、その時に1番安いのを入手できたらいいや」くらいに良い勝負をしています。

一応「中辛口」ということになっていますが、個人的には飲んでいてそこまで甘くは感じませんでした。

4位: 菊姫 山廃純米

菊姫は山卸廃止酛(山廃仕込み)で作られた純米の辛口の日本酒です。

山卸廃止酛

1909年(明治42年)、明治政府の先導により、国立醸造試験所で開発された製法。

従来より精米技術が向上したことにより米を人工的に潰さず、米麹の働きを利用して米を溶かす製法。

米・米麹は兵庫県吉川町産特A山田錦100%使用。菊姫という名前にふさわしい上品さを持っています。

黒龍や酔鯨などに比べると、飲んだ瞬間はふわっとした甘さ・フルーティーさがあります。でもその後にしっかりを濃い味と辛口の風味、キレの良さを感じます。甘口ではなくて、確実に中辛口よりも辛口です。

黒龍は南部美人はほぼ酸味を感じませんが、それらと比較すると菊姫には微かに感じられます。でも本当に微かです。ここに紹介する銘柄の中では鍋島パープルラベルに次いで3番目に発泡性や酸味が強いように思います。

いくつかの銘柄を同時に開けたら確実に真っ先になくなる銘柄の1つですね。

3位: 南部美人 純米吟醸

すごく上品で、しかも力強さのある味です。

鍋島グリーンラベルみたいな異端じゃなくて、無難なバランスをしています。

南部美人、菊姫、黒龍、この3つは特徴が割と似ていて、いい勝負をしています。

ちなみに、全米日本酒歓評会吟醸酒の部優等賞を受賞、純米の部で金賞の受賞歴があるそう。

2位: 鍋島 特別純米酒 グリーンラベル

従来の日本酒らしからぬ、とても爽やかな味をしています。

発泡性が非常に強くて、栓を掛けようとすると隙間からシュワシュワとガスが出てきますし、飲んだ時にもその発泡を明確に感じることができます。

酸味と相まって、すごく軽快で爽やかな味わいに仕上がっています。

1位: 鍋島 純米吟醸 山田錦 パープルラベル

私も1万円を超えるような高級な日本酒を飲んだことがないので偉そうなことは言えませんけど・・・・

まぁまぁまぁまぁまぁまぁ、私は今まで、これほど美味しい日本酒を飲んだことがありませんでした

喉越し、香り、ほどよい微かな酸味と辛味、テクスチャー(舌触り、まろやかさ)のすべてが素晴らしいですね。コストパフォーマンスも高いのですごくオススメしたい銘柄です。

パープルラベルとグリーンラベルの違い

  • 鍋島 パープルラベル
  • 鍋島 グリーンラベル
概要
銘柄 詳細
使用米 日本酒度 酸度
鍋島 グリーン 佐賀の華・山田錦55% +5 1.6
鍋島 パープル 山田錦50% +5 1.3

これだけを見ると、別に大差ないように思います。

でも極端に言い分けると、「グリーンラベルはフルーティーでふわっとした爽やかさ」、「パープルラベルもフルーティーだけどキリっとスッキリした淡麗」って感じです。でもこの「フルーティー」は「甘ったるさ」ではありません。

グリーンラベルは酸味や発泡が明らかに強いです。まぁそれ自体は「個性として全然アリ」なんですが、キメの細かさに少し粗さがあり、少しボンヤリとした印象があります。

一方、グリーンラベルに比べてパープルラベルは雑味も少ないしキメも細かいです。辛口で軽やかでいて、しかもしっかりとした味の濃さがあります。パープルラベルの方がより輪郭が明確でシャープです。

また、酸味や発泡はグリーンラベルと比べるとかなり弱いです。とは言え、栓を開ける時にもシュワシュワしているのが分かる程度にはごく微かな発泡があります。

総合的にグリーンラベルよりも美味しいと感じられます。

じゃあグリーンラベルが全く不要かというとそんなこともなくて、グリーンラベルの酸味の強さや発泡性にはとても爽やかさがあり、これはこれで美味しいです。

鍋島のパープルラベルは本当に、1回でいいから味わってみて欲しい銘柄ですね。