ギブソン(カクテル)

2018年11月12日

ギブソン(Gibson)はカクテルの一種。ジン(Gin)をベースにして作ります。

レシピ

カクテルの概要
カクテル名 種別 技法 グラス 度数
ギブソン ショートドリンク ステア 無色透明 カクテルグラス 35度
カクテルの詳細
カクテル名 ベース 材料1 材料2 材料3 材料4
ギブソン ドライジン45 ml ドライベルモット15 ml オレンジビターズ1 dash(数滴) カクテルオニオン

ギブソンを作るには、グラスが2つ必要です。1つはカクテル用で、もう1つは酢漬けにしてあるカクテルオニオンをベルモットで洗う用です。でもそれはバーテンダーが客に対しておこなうことであって、一般家庭ならカクテルオニオンを入れないのが普通だと思います。(ただのベルモット割り)

  1. カクテルオニオンをカクテル・ピンに差して、洗い用のグラスに入れる。

  2. カクテルグラスとミキシンググラスに氷を入れる。

  3. ミキシンググラスに水を入れてステアして冷やし、ストレイナーを被せて水だけを捨てる。(完璧に切らなくていい)

  4. カクテルグラスの氷をステアし、氷を捨てる。(ミキシンググラスより先に冷やしても良いが、なるべく冷やすためにこうする)

  5. ミキシンググラスの水を完璧に切る。

  6. ミキシンググラスにベルモットを少量注いでステアする。(普通、ベルモットは冷蔵しているのでこの工程は無くてもいい)

  7. カクテルオニオンの入ったグラスにベルモットをひたひたになるまで注ぎ、ベルモットに浸して余分な酢を抜く。(その間にカクテルを作る)

  8. ミキシンググラスにベルモットとジン(とオレンジ・ビターズ)を入れる。

  9. 20回~40回ほどステアして、香りが変化してきたらストレイナーを被せてグラスに注ぐ。

  10. カクテル・ピンに指したカクテルオニオンをカクテルグラスに移す。

  11. レモンピールで香りをまとわせる。

ドライ・ギブソンとエクストラ・ドライ・ギブソン

マティーニの場合、ベルモットの量を減らしたレシピとして以下のような名称があります。

  • ドライ・マティーニ
  • エクストラ・ドライ・マティーニ
  • リンスタイプ(グラスや氷の表面にベルモットを付着させる程度のごく少量のベルモットを使う)

でもギブソンには、ベルモットの量に応じてドライ・ギブソンとエクストラ・ドライ・ギブソンといった名称は存在しません。

ギブソンとマティーニの違い

ガーニッシュの違い

ギブソンとマティーニの違いは、ガーニッシュがオリーブの実か、カクテルオニオン(パールオニオンのピクルス)かの違い。もうひとつ言うと、マティーニだとオリーブを漬けてある汁を1 tspほど加える、ギブソンだとカクテルオニオンの汁を加えるというレシピも存在します。

どちらも基本的にはステアで作りますが、シェイクで作る人もいます。

ギブソンのシェイクでの作成については、マティーニのシェイクでの作成を参照してください。

ガーニッシュとしてのレモンピールの有無

これは下で紹介する発祥にも関わる話です。もし、「チャールズ・ダナ・ギブソンがレモンピールやオリーブの代わりにカクテルオニオンをガーニッシュとしてマティーニを注文していたことがギブソンの発祥」だとしたら、レモンピールをガーニッシュとして使うことは本来のギブソンのレシピから逸脱していることになります。
詳細は次項を読んでください。

発祥

アメリカの画家、チャールズ・ダナ・ギブソン(Charles Dana Gibson, 1867年9月14日 – 1944年12月23日)の名前が由来とされる説が有力。
日本語版のWikipediaのギブソンの項目によると、酒に弱かった彼がパーティーの会場でカクテル・グラスに水を入れさせ、そこにカクテルオニオンを飾ってあたかも酒を飲んでいるように見せかけたとあります。

しかし、英語版のWikipediaのCharles Dana Gibsonの項目を見てみると、as it is said he favored ordering gin martinis with a pickled onion garnish in place of the traditional olive or lemon zest.(オリーブやレモンピールの代わりにオニオンピクルスをガーニッシュにしたマティーニを好んで注文したことから)とあります。

もし後者の説が正しいとすれば、オレンジ・ビターズを入れることは間違いではないにしても、レモンピールそのものをカクテルの中に入れるのは本来のギブソンのレシピではないということになりますね。レモンピールを搾って香りをまとわせるだけならセーフみたいです。でも結局のところ、どの説が正しいかは分からないので何とも言えません。

ギブソンにまつわる言葉や描写

2010年の映画Love and Other Drugsから引用:ハンク・アザリア演じるスタン・ナイト博士がギブソンを飲んでいるシーン
映画Love and Other Drugsでギブソンを飲んでいるハンク・アザリア演じるスタン・ナイト博士

ジンの飲み比べについてはこちら。


ベルモットの飲み比べについてはこちら。