マルフィ・ジンの4種類を飲み比べた風味のレビュー

マルフィ・ジンの4種類を全て買って飲み比べてみました。

共通で言えること

フタ部分の封印を開けにくい。

あと、開けた瞬間、接着剤のようなニオイが微かにします。これがちょっと残念。疑似コルクがキャップの上部まで貫通している構造で、この栓と木製のキャップを接着するためのボンドなのか、木そのものからニオイが出ているように感じます。お酒の味に直接影響を与えているワケではありませんが、ちょっとイヤな気分はあります。
でも、開封してしばらくしたら臭さは完全に飛びました。

瓶の縁は大きく広がっているので注ぎやすいし、瓶のデザインが可愛らしいので空にしたあとでも飾りにも使えます。

マルフィ・オリジナーレ

マルフィ・オリジナーレ

喩えるなら「ラムネの風味」

オリジナーレはノーマル味の位置付けだと思うんですけど、普通のジンとは少し違って、ラムネの風味がするんです。ラムネって飲むほうじゃなくて粒粒の、ポリポリ食べる方のラムネです。香りを嗅ぐだけではそんな印象が全く無いんですけど、飲んだ時の酸味とか鼻に抜ける香りはかなり似ていますね。

普通のジンと違うとは言っても、マティーニなんかでは無難な味に仕上がりますし、扱いが難しいというところまでは行きません。

他に喩えがない味

今まで何十種類か飲んできたジンの中で近い銘柄で喩えようにも、似た銘柄が思い浮かびません。強いていえば養命酒製造の香の森に似ているような感じもありますけど、やっぱりちょっと遠い。

マルフィ・ジン・ローザ

マルフィ・ジン・ローザ

ピンクグレープフルーツと、ジュニパーやルバーブなど6種類のイタリアンボタニカルを使用しています。

ルバーブ

甘味をつけてパイやクランブルなどにデザートとして用いるなど、調理法は果物の扱いに近い。生で食すとセロリのような食感と強い酸味がある。

収穫直後のルバーブ

飲んだ感じでは、ピンクグレープフルーツの風味は分かりますけど、ルバーブは分かりません。そもそもルバーブを単体で食したことがないというのもあるのかもしれませんけど、ピンクグレープフルーツ以外のボタニカルはそこまで主張が強くないように感じます。

マティーニ<<ジンフィズ

マティーニでも飲めなくはないですけど、ちょっとクセがあるので好き嫌いが分かれやすい。

氷+ソーダで作るようなカクテルのほうが相性は良いですね。濃いままチビチビ飲むより、例えばジンフィズとかジントニックで度数を低めにして沢山飲む方が美味しく味わえます。

もう少し付け足すなら、「マティーニにするなら他のジンも混ぜること」です。例えばここで紹介しているオリジナーレ2にローザ1でマティーニを作るんです。そうすれば、フワッと華やかな香りを持ちつつも、クドくないマティーニが作れます。要は、ローザやアランチャみたいにクセの強い銘柄は、コアントロー(キュラソー)みたいなリキュールとして捉えれば良いんです。

マルフィ・コン・アランチャ

マルフィ・コン・アランチャ

「アランチャ・ロッサ」というシチリア産ブラッドオレンジ(赤い果肉のオレンジ)と、6種のボタニカルを混ぜて作られています。

ちなみに「コン」は英語の「With(~で、~と)」の意味です。

本物のオレンジらしさではない

こういう表現をすると良くない気もするんですが、不味いわけではないんです。普通のオレンジと風味が違うから戸惑うと言ったほうが適切かも。ただやっぱりレシピを選ぶ味ですね。

とにかくフルーツのクセが独特なので、この銘柄でマティーニを作るのは、上で紹介したローザよりも難しいです。やっぱりジントニックなどが無難な銘柄です。

マルフィ・コン・リモーネ

マルフィ・コン・リモーネ

第一印象としては瞬間的にオーデコロンのような香りがして、後からジンの香りが合わさってきます。コロンの感じは飲み慣れるに従って消えていきます。

それからレモネードと似た風味を感じます。イメージとしては、もういかにも陽気な太陽を浴びですくすく育ったイタリアのレモンって感じ。いや、イメージですよ?イタリアに行ったこともなければそこでレモンを食べた事もないんですけど、思い描いている「いかにも!」と言うそういう風味を思わせてくれます。

オリジナーレより扱いやすいかも

ただ単にレモンの風味がするだけじゃなくて、酸味と苦味もちゃんとあるので浮ついた感じが無いのも美味しいと感じる要因かもしれません。飲みやすくて美味しいです。

41% 750 mlで4000円。40%700 ml換算で3650円ほど。マティーニでも良いし、ジントニックでもいい。4つの中ではオリジナーレと同じくらい、あるいはそれ以上に便利な仕上がりだと感じます。
もし1本だけ買うんだったらリモーネが無難でオススメですね。