カラメル色素

カラメル色素(caramel coloring)とは、食品着色料の一種。

自然由来のカラメル色素と人工着色料

カラメル

砂糖と水を煮詰めてキャラメル化させた茶褐色の液状物質のこと。

カラメル色素

カラメルを使った天然由来の食品用着色料。

または、人工着色料として天然のカラメル色素を再現したもの。

よく縁日で売っていたり、中学生の時分に理科の実験で作る、水、砂糖、重曹(or卵白)を使った「カルメラ焼き/カルメ焼き」というお菓子と混同する(笑)

カラメル色素というと砂糖から作られる天然由来のカラメルを想像しますが、人工着色料も存在します。市販の食品、飲料などに含まれるカラメル色素の多くは人工のカラメル色素です。

カラメル色素は主に4種類のタイプがあります。

カラメル色素の分類
カラメル色素 英語表記 E number
(E番号)
亜硫酸化合物 アンモニウム化合物 ADI
(一日摂取許容量)
発がん性 備考 使用例
カラメルⅠ caramel I
(plain)
E150a 不使用 不使用 無し 無し 糖分だけ作られた完全な天然由来 手作りプリンのカラメルなど
カラメルⅡ caramel II
(caustic sulfite process)
E150b 使用 160 mg/day 有り 日本での使用は禁止されている
カラメルⅢ caramel III
(ammonia process)
E150c 不使用 使用 200 mg/kg/day 製造過程の副産物として4-MEI(4-メチルイミダゾール)が含まれている パン、ビールなど
カラメルⅣ caramel IV
(sulfite ammonia process)
E150d 使用 製造過程の副産物として4-MEI(4-メチルイミダゾール)が含まれている. カラメル色素の中で最も多く使われている。(世界のカラメル色素の7割) コーラ、紅茶などの清涼飲料水

分類の表示義務が無い

カラメル色素は、以下のような食品においてキレイな茶色を出したい時に使用されます。

  • ソース
  • コーラ
  • 紅茶
  • インスタントラーメン
  • 醤油
  • かりんとう
  • シロップ
  • ワイン
  • ウイスキー
  • ビール
  • リキュール
  • 大豆食品
  • たばこ1(アメリカのタバコ。日本のタバコについてはリンク先では言及無し)

酒類、酒の割材などにもよく使用されています。

色素は4種類ありますが、大抵の市販品の成分としては「カラメル色素」しか表記されていません。「カラメル色素」と表示する義務はあっても、その種類を表記する義務がないからです。

参考文献、参考資料