白瀑 純米酒 ど辛 +15の味の評価・レビュー
山本合名の白瀑 純米酒 ど辛を飲みました。
概要
項目 | 詳細 |
---|---|
酒造メーカー | 山本合名会社株式会社 |
商品名 | 白瀑 ど辛 |
原料米 | ふくひびき/精米歩合:65% |
日本酒度 | +15 |
酸度 | +1.8 |
アルコール度数 | 15~16度 |
産地 | 秋田県 |
ネットでは使用米が「でわひかり」と「ふくひびき」の2種類が見られますが、公式ページでは「ふくひびき」となっています。
- 白瀑(しらたき)
Shirataki Sake Brewery Co.,LTD.
新潟県南魚沼郡湯沢町を拠点にする酒造メーカー。主力商品は上善如水、湊屋藤助、魚沼など。- セクスィー山本酵母
2008年(平成20年)に白瀑で発見された蔵付き分離酵母。
- 蔵付き分離酵母
古くから酒蔵に棲み着いている酵母を採取して純粋に培養した酵母。
にごり酒のような風味
ど辛って名前からして、確かに辛口の淡麗ではあるんですが、単純な「辛口の日本酒」ではありません。
風味としては、どこかにごり酒の上澄みを飲んでいるような甘みがあります。淡麗なんですけど酸味が抑えられていて、明らかに「ん!?これ、普通の日本酒ではないよね・・・?」という異質な印象さえ受けます。
Amazonレビューだとフルーティーで和食と合ったという趣旨のレビューも見かけましたが、フルーティーさがあるとは思えませんね。
+15ってどんなもんよ?
日本酒度+15で超辛口だという謳い文句ですが、それがどんなもんなのかハッキリ言って私みたいなド素人にはピンと来ないんですよね・・・。
- 日本酒度
にほんしゅど。
15℃の清酒の比重を示す単位で、4℃の蒸留水(一番重い水)と同じ重さを日本酒度0とする指標。水よりも軽ければプラス、重ければマイナスで表す。- 甘辛度
あまからど。
酒の甘さ、辛さを数値化したもの。「-3」~「3」まで「0」を含めて7段階ある。日本酒に含まれるブドウ糖から酸度を引いたもの。つまり、ブドウ糖が少なく、酸度が高いほど辛口になる。
燗でも冷酒でも美味しい
燗でも冷酒でも美味しい味をしていますが、こういうお酒ってヒレ酒に向いていると思うんですよね。
甘い酒を燗にすると甘さがクドくなるし、フルーティーな銘柄はヒレの香りを邪魔します。なので、ヒレ酒には辛口でフルーティーさが無い銘柄の方が相性がいいんじゃないかと個人的には思っているんです。・・・・まさに貴方じゃないですか。
飲み手の経験や工夫が試される味
あと、漬物をつまみながら食べる時にもイケますね。鍋とかね。和料理とは総じて相性がいいと思います。フルーティーさと酸味が抑えられている銘柄というのはこういう時に役立ちます。酸味が無いことは無いんですけど、発泡性のある銘柄に比べれば明らかに弱いです。
色んな飲み方や工夫の仕方を知ってないと「なんやこの酒」と思ってしまうかもしれません。正直いって「少し扱いにくい銘柄」という印象もあります。「酒飲みのための酒」って感じで、素人が買うと後悔するかもしれません。玄人好みですね。
単体で飲むにはそこまで評価をあげることは出来ませんが、特定の料理との組み合わせ、値段を総合すると結構悪くない銘柄ですよ。
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