ロックスタイルのコーヒーカクテル「ブラックルシアン」のレシピ

ブラックルシアンとそれにまつわるカクテルを紹介します。ここで紹介する多くはビルドのロングドリンクです。(=飲むグラスの中で氷と酒を足していって、氷を入れたまま飲むスタイルのこと)

概要

カクテルの概要
カクテル名種別技法グラス度数
ブラックルシアンロングドリンクビルド黒色、黒褐色ロックグラス35度

作り方

  • ロックグラスに氷を入れる
  • ウォッカ40ml、コーヒーリキュール20mlを入れる
  • しっかりステアする

ポイントとしては、ロックアイスが割れにくいようにウォッカやコーヒーリキュールをしっかり冷やしておくこと。あるいは、氷をあまりにキンキンに冷やし過ぎないことです。
また、コーヒーリキュールが少ないと腑抜けた味になるので、あまり少なすぎるのはオススメしません。飲みごたえのある味に仕立てましょう。

類似レシピの一覧

レシピ一覧
カクテル名ベース 40ml材料1 20ml
ブラックルシアンウォッカコーヒーリキュール
ピカドール(ステアで作るショートドリンク)ウォッカコーヒーリキュール
ダーティーマザーブランデーコーヒーリキュール
ブレイブブルテキーラコーヒーリキュール
ホワイトルシアンブラックルシアンコーヒーリキュール

コーヒーリキュールって何?

コーヒーや砂糖などで味付けしたスピリッツのこと。

  • Mr.black(ミスターブラック):ウォッカベース
  • KAHLUA(カルーア):ラムベース
  • Patron XO Cafe(パトロンXOカフェ):テキーラベース

などがあります。コーヒーリキュールといえばカルーアミルクに使う「カルーア」が有名ですが、カルーアはサトウキビ由来のラムで作られているので、ブラックルシアンを作るにはちょっと正統性を欠いています。

発祥・沿革

1940年代後半、ベルギーの首都ブリュッセルにあるメトロポールホテルのバーテンダーだったギュスターヴ・トップスが考案し、コーヒーの黒色とロシア産(ルシアン)ウォッカを使ったことから「Black Russian」と命名したとされています。

ホワイトルシアンの台頭

系譜としては、1960年代に発明されたホワイトルシアンよりブラックルシアンのほうが先輩にあたりますが、1998年のアメリカ映画『ビッグ・リボウスキ』の主人公がホワイトルシアンを好んでいたことをきっかけに、現在ではホワイトルシアンのほうが知名度と人気があります。

影響力の強いブラックルシアン

ホワイトルシアンのようにチヤホヤされないブラックルシアンですが、このレシピをベースにしたカクテルは後世で数多く開発され、影響力はとても大きいと言えます。

レシピ一覧
カクテル名ベース材料1材料2材料3ガーニッシュ
コロラドブルドッグウォッカ 30mlコーヒーリキュール 30ml生クリーム 適量コーラ 適量
アイリッシュルシアンウォッカ 30mlコーヒーリキュール 30mlギネスビール 適量コーラ 適量
ティファナブルドッグテキーラ 30mlコーヒーリキュール 30ml生クリーム 適量コーラ 適量
スイートマリア(シェイク)ウォッカ 30mlアマレット 30ml生クリーム 30ml
マッドスライド(シェイク)ウォッカ 30mlコーヒーリキュール 30mlアイリッシュクリームリキュール 30ml(刻みチョコレート)

レシピは一例に過ぎません。辛口が飲みたければウォッカの比率を増やしてください。ちなみに、ガーニッシュというのはカクテルの上にトッピングするやつの総称です。

アイリッシュクリームリキュールといえば、ベイリーズが有名ですね。